昭和43年９月〜44年３月　ＴＢＳ系

少年漫画雑誌『少年』に連載された白土三平の漫画のアニメ化。オープニングに「光あるところに影がある　まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった」という口上で始まるナレーションが入り、最後は「サスケ、お前を斬る!」で締め、まさに本格的な時代劇の忍者もので最高視聴率は20.8%だった。過酷な定めを受け入れ、忍者の世界を少年忍者サスケの視点で描き、真田幸村に仕えた猿飛一族のサスケと徳川方の忍術合戦のシーンは圧巻で、大人でも十分に見応えがあった。全体的に劇画風の珍しいアニメだったが、忍術も次々と披露されて、特に分身の術では、素早い速さで移動し、四方八方へ現れては消えることで自分を何人にも見せるなどは、真似する子供が続出した。子供心に忍術を見ていて関心していたが、今、考えれば無理なものも多かった。