巨人の星
昭和43年3月〜46年9月 日本テレビ系
『週刊少年マガジン』に連載された川崎のぼる作画、梶原一騎原作による漫画の『巨人の星』を原作としたアニメ化で、スポ根もの先駆者であると同時に金字塔ともいえる。最高視聴率は 36.7パーセント、さらにレコードとソノシートは当時、合計42万枚のセールスを記録。背番号16だったことから銭湯のロッカー16番が子供の間で人気だったほど。特に最初の放送『巨人の星』は人気度は高く、何度も再放送された。物語は、貧しい長屋で慎ましい生活しながら、日雇い労働をする父を、飛雄馬は心から尊敬し、親子での野球の特訓など、強面な父の一徹の生き方も、当時は驚きで、その姿を支えた姉にも存在感があった。父親から野球の英才教育を受けた野球少年が成長し、ライバル達と出逢いや甲子園での激闘、巨人入団後に大リーグボールの開発に更なる激闘など、アニメ史上に残る名シーンの連続。この作品からは「大リーグボール養成ギプス」や「魔球」という言葉も子供達の間に広まった。1977~78年に『新・巨人の星』、1979年に『新・巨人の星II』が放映された。
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