昭和38年１月〜41年12月　フジテレビ系

国産初のＴＶ用連続アニメとして誕生。10万馬力の少年ロボット“アトム”が悪漢を退治する姿には、全国の子供たちは夢中にさせられた。主題歌は子供たちが学校帰りで「空を越えて　ラララ　星のかなたゆくぞ　アトム〜」と歌いながら帰ったほど。第1作は平均視聴率30%を超える人気を博し、最高視聴率で40%を記録。当時、スポンサーだった明治製菓がマーブルチョコレートに入っている応募券を送るとアトムシールをプレゼントというキャンペーンを行ったところ、担当郵便局の能力がパンクしたほどの応募が殺到。また昭和45年の正月には、鉄腕アトムのカレンダーが40万部を売り上げるヒットとなったほどの人気ぶりだった。さらに最終回は、アトムが地球を守るためにカプセルを抱いて太陽に突っ込むという過激な内容に、「アトム殺さないで」と子供たちから電話がテレビ局や虫プロのもとに殺到したという。