銀幕の女優 岡田茉莉子

女優 岡田茉莉子 (文春文庫)

岡田茉莉子 1933年1月11日東京都生まれ

父は戦前の二枚目俳優・岡田時彦で、母は宝塚歌劇団出身の田鶴園子で高校卒業後、東宝ニューフェイスの第3期として入所し、20日後、成瀬巳喜男監督の映画『舞姫』の準主役に抜擢されて銀幕デビュー。以降、父親譲りの美貌と演技力で東宝映画の主演スターとなる。1957年3月にフリーとなり、女性映画を得意とする松竹では数々のメロドラマに主演し、有馬稲子と共に松竹の二枚看板として大活躍した。映画出演100本記念作品として、岡田自身がプロデュースした映画が『秋津温泉』。当時、監督を務めたのが、後に夫となる吉田喜重で映画は大ヒットし、数々の映画賞に輝き高く評価された。映画が斜陽になった1970年代以降も、コンスタントに映画出演し、さらに活躍の場をテレビや演劇へ移している。1998年第8回日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞を受賞。

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