金色のロケット人間が怪獣とバトル「マグマ大使 」
昭和41年7月〜昭和42年9月 フジテレビ系
この作品は『ウルトラQ』に視聴率を奪われたことから、フジテレビが対抗する特撮番組制作を企画したことに始まった。放送開始当時の「怪獣ブーム」の牽引役として、怪獣との戦いが一番の見せ場で、巨大化したマグマ大使が多くの怪獣とバトルを繰り返すシーンに子供たちが沸き立った。作品でで怪獣に破壊されるミニチュア風景は、日本各地の名所や旧跡の精巧なミニチュアで登場し、これも話題になった。当時、視聴率は30%台をマークし、「第一次怪獣ブーム」の牽引役にもなるほどの人気。主人公の少年マモルが「マグマ大使ーッ!」と叫んでマグマ大使を超音速で駆けつけさせる、ロケット型の笛を3回吹くシーンには人気があり、子供たちの間で、代わりの笛で音色を真似て遊んだ。また、マグマ大使の敵として登場した「宇宙の帝王」のゴアは、悪役ながらファンも多い。後にアメリカでは『スペース・ジャイアンツ』のタイトルでテレビ放映された。
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