昭和33年2月～昭和34年7月ＴＢＳ系

東南アジアの国々がまだ植民地の時代。小国の独立運動に手を貸す謎の日本人青年「ハリマオ」の活躍を描く。サングラスに頭に白ターバン姿で黒いサングラスをかけたハリマオは、まさにアジアンヒーローだった。海外ロケを敢行した壮大な作品で部下と共にさっそうと登場する。武器は拳銃で馬で移動。正体は日本の海軍中尉だった。世界中にその名を知られた秘密結社「黒いつめ」の本拠地である孤島「魔の城」に乗り込み、壊滅させて南の島には平和が戻る。三橋 美智也が歌った「快傑ハリマオの歌」は、「真紅な太陽　燃えている～」と、小学校の男子の間では流行歌になったほどで、駄菓子屋で売っているおもちゃのサングラスをかけて、銀玉鉄砲を持てば、だれもが正義の味方のハリマオになれた。第1話 ～ 第5話のみ試験的にカラーで制作され日本初のカラーテレビ映画でもあり、ジャカルタやマレーなどの南洋諸国（第1 -～3部および第5部）や、中国大陸（南蒙＝南蒙古、第4部）でも活躍。