黒煙を吐き出し、汽笛を鳴らしながら走る迫力のあるSL姿に魅了された人は多いはず。昭和の高度経済成長の時代には鉄道輸送の重要な担い手として大活躍し、ピーク時には約6000両が全国を走っていた。
だが、ディーゼル機関車や電車の登場などで時代の流れで昭和50年には営業路線から姿を消してしまった。だが、SLの廃止を惜しむ人々の手によって、翌年の51年から大井川鐡道で復活、さらに54年には旧国鉄山口線で復活運転が始まり、以後、全国での動態保存を始め、季節運行などが行われている。
このSLを約40年以上も撮り続けているアマチュア写真家は、SLの魅力についてこう語る。
「SLって人間っぽいです。平地ではシュシュポポとせき切ってと突っ走る力強い姿が、坂道を登る時になると苦しそうにゼーゼー言いながら走る。まるで鉄の塊が生きているという感じがいいんです。沿線にいる人たちも走る姿に思わず手を振ってしまうほどに、愛嬌もあるんです。それに汽笛も哀愁を帯びて心に残ります。だからこそ、子供から大人までもファンが多いのです」
黒一色で重厚感のあるデザインは、工芸品のように美しいSL。そこには昭和の郷愁さえも誘うほどに懐かしさを感じさせる。
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